舞台『リミット・オブ・タイムラグ』超・高難易度の”時間”にまつわるギミックとは?!【後編】

RINCOプロデュース公演『リミット・オブ・タイムラグ』の一般公開制作発表が、8月3日に東京・北とぴあドームホールにて行われ、本作のプロデューサーである加藤凛太郎、キャストの沖野晃司、栗生みな、黒貴、相笠萌、水崎綾、さかいかなが登壇した。

本記事では、制作発表の後半部分、キャスト登壇のクロストークのレポートをお届けする。
※前半部分、作品概要解説パートのレポート記事はこちら。また、キャスト登壇前のプロデューサーへの質疑応答コーナーに関しては、本記事の最後に記載する。

本公演の音楽を手掛ける三善雅己氏によるテーマ曲が流れ、ステージ上には出演キャスト6名が登場。まずはそれぞれの自己紹介、意気込みを語るところから始まった。以下、クロストーク形式にてお届けする。

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左から、水崎綾、黒貴、栗生みな、沖野晃司、相笠萌さかいかな

さかいかな(以下、さかい):今回、ほとんどのキャストの皆さんがはじめましてで、出演させていただくことになりました。皆さんお聞きされたように、俳優の力がすごく試される作品だと思います。キャストの皆さんと一緒に、気持ちや思考や心や空気や呼吸、全てを感じ合える仲にならなくてはいけないんだなと気づいて、プロの仕事をしたいと思っております。

相笠萌(以下、相笠):私は1年半前にお芝居を始めたので、この豪華なキャストの皆さんの中ではすごく後輩のほうだと思うので、たくさん吸収していけたらいいなと思っています。私は普段は全然緊張しないことが多いんですが、今回は時間にとらわれているということで、ちょっと緊張しちゃうんじゃないかな。でも、頑張りたいなって思います。

沖野晃司(以下、沖野):今回は、我が親友の加藤凛太郎くんがプロデュースして舞台をやるということですので、その仕事を全うできるように頑張ります。

栗生みな(以下、栗生):今回の企画を凛さん(加藤凛太郎さん)からいただいたとき、本当に企画から面白くて、ビジュアル撮影の時もいろんな企画を持ってきてくださって、すごく楽しみな作品となっています。1秒たりともずれてはいけない、そういう作品ですので、最初は無理だろうと思っていたんですけども、これから作っていく中でそれを可能にして、時間vs俳優、時計vs役者という感じで、時間に負けないように、そして、時間が主役ではなくて、私たちが主役なんだという作品になるよう頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。

黒貴:本日は『リミット・オブ・タイムラグ』、加藤凛太郎クレイジーオブクレイジーの制作発表にお越しいただきありがとうございます。といいますのも、1分1秒の戦いというのが、実は、舞台上ではなかなかなくて。もちろん、尺というもののなかでお芝居はするんですけど、それがリアルタイム進行というギミックでやるのは初めてでして、とてもクレイジーな試みをするプロデューサーだなあと。すごく面白い試みをさせていただけるということ、お呼びいただいたことに喜びと、そのことに挑戦できるすごく感慨深いものがあり、頑張ろうと思いますので、ぜひぜひ本番を楽しみにお待ちいただければと思います。

水崎綾(以下、水崎):今日こんなにたくさんの人がいらっしゃるなんて正直思っていなくて、もっと狭めの会場でやるもんだと思っていたので、たくさんのお客様の前で話すことができてとても嬉しく思っております。皆さんおっしゃってましたけども、時間との戦いがあり、豪華な役者の皆さんと、さらに久保田さんの演出で最高の作品にできればいいなと思っておりますので、今日は皆さんのお力をお借りして、たくさんの人にこのリミラグが広げられたらいいなと思っております。宜しくお願いいたします。

加藤  皆さま早速ですが、時間に合わせてお芝居したことなんて、ありますか?

沖野  時間に合わせてというのは、どういう感じですか?

加藤  例えば、あと何秒で何々、というお芝居をしたことありますか?

沖野  あるわけないだろ!!

一同  (笑)

加藤  実際想像してみて、どうです?

水崎  私はどちらかというと、安定感があるほうだね、って言われるんです。だから、逆にアドリブとかはちょっと苦手で、やるべきことをぴったりそのままやる、みたいなほうが得意なタイプではあるので、今回の企画はちょっと合ってるのかな~?と自分では思ってます。実際やったらわからないですけど。でも楽しみは楽しみです。

加藤  もし、例えば、黒貴くんとの会話のシーンがあって、黒貴くんがいつもより会話が遅かったり早かったり、すごくぶれたらどうします?

水崎  多分すっごい目を見ると思います、ちゃんとしてください!って。ちゃんとしましょう!ってなりそうな気がする(笑)

沖野  黒ちゃん(黒貴さん)が台詞ポーンって飛んじゃったら、綾ちゃん(水崎綾さん)がしっかりそこまで台詞をまわしていても…。たまにあるじゃない、舞台上で「こいつセリフ飛んでやがんな?」って時。ずっと時間を見ていて「あれ、やべ、もう2分押してるぞ…?」っていうのに、目の前の役者は止まったままで。これが起きたらもう…

加藤  本当に、一瞬でも忘れようもんなら、誰かがそれにしっかり気付いて、しかもそれは後から入ってくる人かもしれない。舞台上にいない人が、「今一瞬遅れた…?」と、自分が入るときの秒数を見て、「これは巻かないといけないかな」と判断していかなきゃいけないと。

黒貴  だから各々が助け合いながら、タイムを見ながら…みたいな感じですよね。

加藤  黒ちゃん(黒貴さん)は舞台『信長の野望』のゲネプロの時、1分ぐらい台詞飛んでましたけどどうでした?

黒貴  そんなことあったかな?

沖野  マジで?!

黒貴  …(笑)。人生で初めてだったんです。

沖野  台詞ポーンってなっちゃったの?

黒貴  ありましたね、ポーン(笑)。で、思い出そうと、座って立って、座って立って…戦国時代に屈伸運動をしている竹中半兵衛を…(笑)。

加藤  そんなことが万が一起きたら何をしなきゃいけないかということまで、その裏の裏まで考えておかないと怖い。

沖野  綾ちゃん(水崎綾さん)とか、黒ちゃん(黒貴さん)とか…一人とばしてお二人(相笠萌さん・さかいかなさん)は初めましてなのであれなんですけど、今回、結構安心できる役者さんがいると思うんですよね。ただ、例えば、この右下でかっこいい顔をしてる…こうやってる人(福地教光さん)とか、あと、その左上で全然お前の顔じゃないだろっていうかっこいい写真を撮ってるあの人(図師光博さん)とか、爆弾野郎がいるでしょう。だって、教光くんなんて…僕と今回の作・演出の久保田(唱)がやっている舞台に出てもらった時、1回はけて帰ってきたときに鼻にティッシュ詰めて入ってきて(笑)。「お前なにしてんだよ!」って言ったら、「うん…鼻水が出ちゃって…」っていって。気狂ってんな!って。これがこの舞台で行われたら、1個つっこんだらそれで10秒使うわけじゃない。どうするよ(笑)。なんで入れた…(笑)

栗生  …ちょっと1個いいですか?なんでさっき私飛ばされた?(笑)

沖野  時間とか…お守りになられるタイプです?

栗生  すみません、今日も遅れちゃって…。私、時間を気にして芝居をしたことがないので、ちょっとみなさんにご迷惑をお掛けするかもしれないんですけど、でもおっきーさん(沖野晃司さん)がいるので、大丈夫かなと思ってます。宜しくお願いします!

沖野  お前この舞台丸投げしたな!(笑)

栗生  いや、絶対これは役者脳ではできないところで…!

加藤  たしかに、芝居をどうやって行うか、演じるか、相手からきたものをどう返すかというのが役者脳だと思うんですけども、そこにライブ感というか、秒数を計算しつつ…

さかい  主役の方がストーリーテラーで舞台上にずっといる作品だったら、意外とそういう方が「今日ちょっとゆっくりだな、早めよう」とか、うまい方だと時間感覚をもってたりすると思うんですけど。今回はキャストも多いですし、みんなで進めていく作品みたいなイメージがあって、より、難しいのかなと…。舞台上に出ていった時に何が起こってるか分からないですもんね。それが不安というか…。

栗生  いつもは出番がなかったら楽屋でけっこうゆったりできるじゃないですか。それができなそう。もうずっと袖で見ていて、出るときに「10秒巻くわ」みたいな。

さかい  ずーっと他の役者さんに集中してますよねきっと。今日この人は早い、とか。みんながみんな、稽古場から全員のくせを理解するというか。そういう関係を作って本番を迎えて、初回を見てくださったお客様は素直に楽しんでいただいて、2回目以降の方は、多分一緒の緊張感を味わうんじゃないかな。達成できた時の達成感は、私もまだ感じたことのない気持ちだと思うし、お客様も、今まで経験したことのない気持ちよさを感じていただけるんじゃないでしょうか。

沖野  カーテンコールでみんなでイェーイ!!!って。

加藤  僕もこの企画を立てたときに、役者はもちろん緊張するんですけれども、この企画内容を知っているお客様は、1回目見ても2回目見ても3回目見ても緊張するんじゃないかなぁと思って。「本当に今日はうまくいく?」って思いながら見てたら、あの人台詞とちった、噛んだ、取り返そうとしている、というのが目に見えて分かるわけですよ。これは面白いんじゃないかなと。作品として見てもらうのがもちろん一番ですが、あいつ巻いてるなと思われたら役者も負けですから。ごく自然に自分の台詞をカットする、とか…?

沖野  お前無茶言うなよ!!(笑) いや、あのね、作家が違う人だったらもしかしたらできるかもしれないんだけど、考えてもみなさい。鬼の才能と書いて鬼才、久保田唱ですよ?他の作家さんの台本って、1回お芝居すると割と頭にぽんって入るじゃない。ただ、久保田唱の台本はみんな稽古場で、「ここだけ入らないんだよ~」みたいなのが多くて。あいつの台詞はだいたい2行から3行ぐらいあるじゃん。その真ん中だけ抜くって、相当な才能がないとね。つじつまが合わないかもしれない(笑)

加藤  役者の台詞の覚え方ってけっこうばらばらで、きっちり一語一句間違えずにずれないで覚えていくタイプ、例えば助詞とかの「に」とか「は」とかを間違えると次の台詞が出てこないタイプの役者さんももちろんいるじゃないですか。もしくは、自分が言う内容を覚えて、言葉はばらばらだけど言ってる内容は一緒、みたいな人もいるじゃないですか。後者の感覚なら、舞台上で生きていれば、短くする・長くするってのはできるんじゃないかなって僕は勝手に思った、っていうことなんですけど。どうですか?

相笠  私は、一語一句、「に」とか「は」とか、人が間違えても気になるタイプで、その通りに覚えます。でも、対応力というか、自分で言うのもあれなんですけど、ライブで曲が急に止まったりとか、人が間違えるとか、転んじゃうとか、自分が立ち位置を間違えるとか、そういう時に「間違えてないですよ~」と、堂々としているのがすごく得意なんです。だから、まぁなんとかなるかな、みたいなところはあります。

加藤  心強いね。けっこう役者って、自分が台詞を言って、相手から返ってきて、その条件反射でまた台詞を出すじゃないですか。だから、相手が全然違うことを言うと、自分の台詞が出てこなかったり。例えば、自分はランタイム通り進んでいると思っていたけれど、実は巻かないといけない状況で、相手から、かなり変則的にリズムを変えてものすごいスピードで返ってきたりしたら、だいぶ焦ったりしないですか?

黒貴  いや、めちゃめちゃ焦りますよね。でも、それはもう巻けって合図だな、ってのもある種あるので。…でも僕の専門分野としては台詞を飛ばすことなので、

一同  (笑)

黒貴  だから巻いてる場合は、尺を引き延ばすときには僕に台詞を振ってくれたら、止まります(笑)

沖野  お前不安だな!

黒貴  冗談です!(笑) でも、僕も条件反射で台詞を出すように覚えてるので、やっぱり会話が、「こいつ1個飛ばしたな!」ってなると、そこの未知なる恐怖ってのはありますよね。会話の組み立てで、急にそこの会話に飛んだ?って、整合性が取れなくなったり…

沖野  そうね、よく「ちゃんとしろよ!」って言われて、こっちが「え?ちゃんとってなんだよ!」っていう台詞で、相手が間違えて「なんとかしろよ!」って言うと、「………なんとかってなんだよ…」ってなるもんね。

黒貴  そういうのがたぶん往々にして起こりうるので、よく、前後を覚えればいいっていう方もいらっしゃるんですけど、この企画では、本当に台本をまるっと覚えちゃえば、大成功するんじゃないかなと思ってます。

加藤  僕、企画を立てた人間ですけど、相当難しいと思うんです。だから頑張ってくださいね!

黒貴  丸投げしたよプロデューサー!(笑)

沖野  でもね、偉いなと思ったのが、彼も出演するから!これで出なかったら、今聞いてても、「いやてめぇ何言ってんだ!」ってなるけど、自分も出られるから。

黒貴  そうですね、一緒に共有できますね。

沖野  そう、だから一緒に苦しもう!って思ってる。

加藤  頑張りましょう…!

黒貴  苦しみましょう!

 

クロストーク後は、各キャストへの質疑応答コーナーが設けられた。

 

■質問:今回「時間・時刻」がテーマということで、時間・時刻に関する思い出や失敗談をお聞かせください。

栗生  今日です!今日、この制作発表の前にあった、別のお芝居の通し稽古が、いつものタイムより10分押したんです。やっぱりランタイムが10分押すっていうことは、稽古段階では稀なんですよ。なので、今回でいろいろ鍛えられるんじゃないかなって思ってます。今日はすみませんでした。

相笠  私はすごく仲が良い友達にだけお誕生日おめでとうって送るんですけど、その時に、数少ない友達は大事にしようって思うから、iPhoneの時計でちゃんと数えて、それまでにだーって書いて、ぴったりの時間に送ります。

さかい  新人の頃に、先輩二人とやっているラジオ番組があって、収録をすっかり忘れて映画を観ていたことがあって。映画を観終わって携帯をつけたら、すごい量の着信とメールと…。2時間ぐらい連絡が取れないし、新人の頃だからそんなに遅れて来ることはないから、事故ったかなと思われていたみたいで。「生きてたらいいんです。急いできてください」って。着くと先輩が「あぁ、おはよう😊」って。「ご飯食べて待ってたよ😊」って優しく言ってくださったんですけど、一生忘れられないですね。時間の失敗です…。

沖野  うち(沖野晃司の所属劇団:企画演劇集団ボクラ団義)の代表の久保田っていうのがいるんですけど(本作の作・演出)、あいつが鬼のように時間に厳しい人で。例えば、この前までやっていた『ぼくらの90分間戦争』という作品が、”90分間戦争”なので、90分間台に収めなきゃいけないんですよ。で、通し稽古で93分だった次の日に、93分例えば50秒…ってなっても、役者は「93分じゃん?」って思いますよね。「93分なら90分台じゃねぇか…」って。でも久保田はすごいキレ顔で「昨日より伸びました。」と。もうね、通し稽古中のあの時間にシビアな久保田を見てると、本当に時間って怖い、っていつも思う。今日早いな、って思った日とかでもあいつ不機嫌じゃん(笑)。今回、久保田にこの時間の作品をやらせるっていうのが、大変なことだな、と。

加藤  逆に言えば、物語のストーリー上、何時何分にこのシーンがここまで進む、何時何分にここまでシーンが進む、と決まっているということは、巻きも、押しもしない。だから、今日上演時間が長いです、短いです、なんてことがあるわけがないわけ。「今日も、上演時間は何時間何分何秒でした」っていうのを毎日言えればいいんじゃないんですかね?

沖野  マジ…マジでいってんのお前?(笑)

加藤  すごい企画ですね、これ。

沖野  ってことは楽屋にいて、自分の出番だ、だってこの時間だもん、って出ればいいってことだよね。

加藤  むしろストップウォッチを見ながら何時何分何秒、って歩いていって、その足で舞台上に出られる。中の人が、健全に芝居を進めていれば…(笑)

沖野  どうしよう、全然違うシーンだったらね(笑)

 

この後、フォトセッションコーナーが設けられ、『リミット・オブ・タイムラグ』一般公開制作発表は幕を閉じた。

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フォトセッション

※※※プロデューサーへの質疑応答※※※

 

Q. 開演時間がXX時59分となっておりますが、その目的は何でしょうか。また、正確にその時間に開演するのでしょうか。

A. この1分の意味、時間のずれ、というものは、作品を観ていただけたら分かる仕組みとなっております。また、スタッフ・役者共皆59分に開演する予定ですべてを進めて参ります。努力させていただきます。こればっかりは、ご来場くださるお客様が遅れた場合やぎりぎりに入った場合には、やむなく押す可能性もございます。ただ、今回の作品は、絶対に59分に始めたい理由もいくつかあります。それは作品を観ていただけたら分かると思いますので、是非ともそちらも合わせて楽しみにしていただけたらと思います。

 

Q. リアルタイムの時計が舞台上に鎮座しているということですが、昼公演と夜公演で本当に時間が変わってしまうんですか?

A. 実際ご来場いただくのは昼公演・夜公演とありますが、作品のストーリー・内容はもちろんひとつです。作品のストーリー上で今何時というものが表現されており、あくまでもこの作品の中でのリアルタイムですので、ご来場いただく皆様のリアルタイムとはズレている、という認識でいていただけたらと思います。

 

Q. 舞台は生ものともいわれますが、時間に制限をかけて現在進行形の時間の中で舞台公演を打つという、このようなリスキーな公演にされようと思った意図、また、これを第1回公演に据えようと思った理由をお聞かせください。

A. 舞台に限らず生ものの何が面白い、と考えたときに、一番面白いものは演者がリスクをもっているものだと僕は思っています。例えば、30代40代の僕らみたいなおじさんが一生懸命踊る、一生懸命走る、それだけで胸を打ちます。ものすごい長台詞がある、これだけで胸を打つことがあります。極端なことをいうと、例えばサーカス。これはキャストにものすごいリスクを負わせている、と僕は思います。キャストにリスクがあるからこそ、見ている側はスリルであったり、それが娯楽に変わる瞬間がある。とても簡単でやりやすいもの、そこには本当の楽しみはないんじゃないかなと、僕は常々思っていました。ただ、役者が生で持てるリスクとはいっても、肉体的に危ないものはプロデューサーとしては違うと思い、精神的にも技術的にもリスクをかけられるお芝居というのが今回の「時間の芝居」だと思いました。ですので、今回は役者の皆さまにリスクをかけることで、見ているお客様のハラハラだったりドキドキだったりスリルだったりをかきたてる、そういった形でお楽しみいただけるんじゃないかなと信じております。ですので、こういった形のお芝居を、RINCOプロデュース初の内容として取り入れさせていただきました。

 

Q. 上映時間はだいたいどのくらいを予定されているのか、目安で結構ですのでお教えいただけますと大変助かります。

A. プロデューサーとしましては、2時間を切ってほしいと、一番の理想は100分だと作家に伝えています。なので、100分~120分の間になるんじゃないかなぁと思っておりますし、もし2時間を超えてくるようであれば、プロデューサーの権限でカットしていく予定です。短いからいい、長いからだめ、ということはないのですけれども、およそ2時間弱、と思っておいていただければと思います。

 

Q. キャッチコピーの「時間にとらわれた喜劇(悲劇)、開幕――」、悲劇に×がついて喜劇、となっているのはなぜでしょうか。

A. 喜劇というのはひっくり返せば悲劇であり、悲劇というのは見方を変えれば喜劇である、と僕は思っています。すごいハプニングも、見方を変えたらすごく笑える話だったりするぞ、というところからきています。とんでもない悲劇が起きたぞ!というキャッチコピーだとどうしても「なに?悲しい話?」となりやすいので、喜劇なんだけれども、誰かにとっては悲劇のお話ですよ、ということが伝えたかった、ということです。

 

※※※以上※※※

 

前代未聞の超・高難易度ギミックを取り入れた舞台『リミット・オブ・タイムラグ』は10月5日(金)より14日(日)まで、CBGKシブゲキ!!にて上演される。一体、どのような作品になるのか。是非劇場で、体感してほしい。

  

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◇公演情報◇

舞台『リミット・オブ・タイムラグ』

【日程】2018年10月5月(金)~14日(日) 全14公演
【会場】CBGKシブゲキ!!
【出演】沖野晃司、栗生みな、田渕法明、船岡咲、黒貴、相笠萌、水崎綾、田中彪、永吉明日香、天羽尚吾、シミズアスナ、室井一馬、きょどり親方、出井景梧、齋藤彩夏、図師光博、松本稽古、程嶋しづマ、さかいかな佐藤修幸、福地教光、加藤凛太郎
【チケット】(全席指定席) 前売券/ S席¥6500(非売品ブロマイド付)  A席¥5800
 

◇公式サイト◇

『リミット・オブ・タイムラグ』オフィシャルサイト:http://rinco.pro/timelag/

RINCO オフィシャルサイト:http://rinco.pro/

 

◇公式Twitter